もやもやお母さんに読んで欲しい!「時間がない」から何でもできる
「自分の時間がない」
乳児、幼児育児の何が辛いって、私の場合はこれに尽きるんじゃないかと思っています。
2人目が産まれてから上の子(当時3歳)の赤ちゃん返りもなかなか終わらず、日中は2人にほぼつきっきり、合間に家事・・
夜に早く寝かせて一人ベッドから抜け出そうとするも、どちらかが敏感に感じ取ってしまい、子供2人&夫(朝型)覚醒するという大惨事。
ほんっとーーーに時間が欲しい。
「こんなに必要とされるのは今だけよ」「一番可愛いときじゃない」
分かってるんです。子供は2人とも本当に可愛いし、状況的に十分幸せ!私のわがまま、無い物ねだりなのは分かってるんです。
でもラッキーにも少し自分の時間が持てて、少しでも自分のために何かできた時、心に余裕ができて子供にも夫にもそして自分にも優しくなれるんです。
それを積み重ねることでみんなまるっとハッピーないい循環に入っていける気がするんです。
でも、肝心のその時間がない。物理的に無理・・・
そんな時、雑誌をペラペラしていた私の目に飛び込んできた「時間がない から 何でもできる」という本。
そんなわけないじゃん!と思いつつも気になって電子書籍をポチ。
読み始めてみると、著者の方は3歳、1歳、1カ月の子供を連れてハーバード大の大学院に留学をしたというお医者さん。
自身はスーパーウーマンなんかじゃないと何度も書かれているけれど、臨床医師をしながら3人目の妊娠と2人子育て、さらに受験勉強なんてスーパーウーマンじゃないとできっこないと読み終わってからも思います笑
でも、書かれている内容は思いの外泥臭く、ひたむきで、1人の母として共感できるものばかりでした。
そしてあるとき、ふと思ったのです。
あれ? かつてこんなにも強烈に何かをやりたいと思った時ってあったっけ?「できない」ときほど、やりたくなるんだ!
そして「このやる気を放っておくのは持ったない!」、このエネルギーを最大限に生かそう。「時間がない」というのは、何かを始めるチャンスかも!
プロローグのこの一文に打ちのめされました。これがあのコペルニクス的転回というやつか・・と。
確かに、刹那的にもあれもしたい、これもやってみたい、ということが確かに浮かぶことが増えてはいたけれど、
時間がないからしょうがないと自分に言い訳をして、もやもやグズグズしたまま日々を過ごしていた私。
このもやもやグズグズをエネルギーに変えることができるとしたら・・と思うとワクワクが止まらず、忙しかったはずなのに1日で読み切ってしまいました。
仕事と家庭、この二つのタスクに押しつぶされそうになっているときこそ、資格検定や語学、スポーツの楽しさや充実感に救われることがあります。
「やらなくてはならないこと」があるからこそ、「やりたいこと」で自分を解放する。
「やりたいこと」に打ち込んでいるからこそ、「やらなくてはいけないこと」の大変さがちっぽけなものに思える。それぞれが、互いに刺激し合い、モチベーションが膨らんでいく。
時間ができてから始めるのではない。始めると、時間が生まれる。
できるかできないかが大事なのではなく、「できる」と思うことでやる気が出ることの方がずっと大事。
いつも走っているからこそ、いろいろな意味で倒れず元気にいられるのだと思います。
忙しいからこそ、悩まずに進めるのだと思います。
今までの私の考え方とは全く逆の、前向きな言葉ばかりでこれだけ並べると逆に落ち込んでしまいそうですが笑、
実際の本の内容は留学準備から大学院卒業までの体験談がたくさん盛り込まれていて、エネルギーが伝染してくるようでした。
今湧き上がっているこの気持ちを前向きなエネルギーに変えて走っていけば、私でも思っているより遠くまでいけるんじゃないか。
そんな風に思える一冊でした。
やりたいことはあるけれど、ワークライフバランスに悩む、全てのお母さんにオススメです。